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注目!のwebマスター

2007年 8月23日

誤ったイメージを払拭するために - 【KSP】白石浩一様

どこも「同じ写真に同じ説明」ばかり

 【KSP】白石浩一様

 今回ご紹介するのは、スタンガン・催涙スプレー・特殊警棒などの「防犯用品」を販売している【KSP】のWebマスター白石浩一様だ。まだ『怪しい』『危ない』といった悪いイメージが残っているスタンガンを、もっと多くの方に護身用として携帯してもらうため、様々な情報発信を行っている。自らが実験台となりスタンガンの威力を試している動画を公開するなど、見る者を驚かせるようなコンテンツも用意して、その正しいイメージを伝えるべく奮闘しているショップである。

 Webショップ開設以前の同氏は、電気関係の企業の技術職として、サラリーマン時代を過ごしていた。しかし、実家の無線機販売店の売上げが低迷してきたため、会社勤めをしながらホームページを作成するなど、ネット通販へ取り組むこととなったのだそうだ。この“二足の草鞋”生活が3年間続いた後の2002年、13年間勤めた会社を退職し、家業のスタッフという形で、正式にWebショップオーナーとして再出発を果たした。

【KSP】トップページ

 この間に、通販サイト運営のノウハウを身につけた同氏は、兼ねてから興味があったという「護身用品」のネットショップの運営を行うことを決意する。「サラリーマンをしながらパソコンやプログラムの知識を得ることができ、また営業も経験させて頂きました。さらに、実家の商売を全国商圏の通販メインのショップにシフトさせることに成功したという実績も踏まえ“期は熟した”と感じていました。」 個人事業として起業し、サイトの運営を開始したのは2004年5月のことだった。

 しかし、運営開始当初から順調に売上げが上がっていた訳ではなく、「オープンして最初の1ヶ月は販売数量がわずか1個で、サイトの集客力が安定するまでは本当に大変でした。」 こんな我慢の時期もあったという。しかし、2006年9月には法人化、現在ではスタッフ2名で「月間で約500台超」を販売するまでの規模に成長してきており、同氏の取り組み方が間違いではなかったことを証明している。

 起業の商材として「護身用品」を選んだのは、もちろん以前から興味があったということも当然であるが、「護身用品に関しては、インターネットでは様々な商品が流通していることは知っていました。しかし、いろんなショップを見ていると、どこも同じ写真に同じ説明で、業界自体が煮詰まっていると感じましたので、どこにもない厳選した商品を責任を持って、オリジナルの説明で販売してみたいと思ったのです。」 既存のショップを見て回って、このような不満も感じていたのだと言う。「ほとんどがネットショップ特有のカート系cgiで作成され、画像は数枚。商品説明や必要な情報提供のためのリンクが不十分だと感じました。」 この点を改良することで、十分な勝機があると判断したのだ。

 同氏は、以前から「サイトは全て手作りで行く」という信念の持ち主で、家業のサイトを立ち上げる際にも、HTMLを全てメモ帳に手打ちしていく方法で作り上げていったのだそうだ。これは作業時間などを考えれば、並大抵の苦労ではないだろう。しかし、「HTMLにcgiにphpにjavaに画像処理にフラッシュ、と覚えなくてはならないことは沢山ありましたが、全て自分の手で行うことで始めて思い通りのサイト運営ができ、ユーザー指向で小回りのきく、リアルタイムの運営ができると思っています。」 と、それ相応のメリットも感じているという。

 ユーザー側から見ても、この点が同店の最大の魅力ともなっており、「ホームページは実店舗のショーウインドウと違って『いつのものかわからない』『古い情報がそのまま』『最新の情報は店に行かないとわからない』といった感覚は当店にはありません。常に最新でフレッシュに維持していますし、お客様にもそれがわかるようです。」 ショップのオープン間もない2004年6月には、早くもブログを開始。また新たにwikiも導入するなど、更新の手間を極力省きつつコンテンツを充実させるようなシステムを取り入れている。

しかし、他店よりも詳しく役に立つコンテンツを積み重ねていくには、やはり作業の手間が掛かるものだ。「注文数が増えるたびにサイトを維持する時間の確保が難しくなりますが、サイトは店の顔そのものですから、他人には任せられません。サイト更新をどれだけ効率化するかに苦労します。」 様々な手法を取り入れたとしても、サイトをWebマスターが満足できる状態に維持するためには悩みが尽きないようだ。

誤ったイメージを払拭するために

 長い間「安全な国」だと信じられてきた日本も、ここ数年は凶悪犯罪が増加してきており、個々人が防衛策を講じなくては安心して暮らせないようになってきている。「万が一の時に自分で身を守り、通報までの時間を確保する手段を得ようとする傾向が強まってきました。催涙スプレーやスタンガンで『こんな危険を回避できた』というお話を聞くたびに嬉しく思います。」 と、ユーザーの心境も間違いなく変化してきているようだ。

 しかし、同店が販売するようなスタンガンなどは、今でもまだ「危険だ」「過剰防衛ではないか」というような意見もあることは確かだろう。しかし、このような認識はあくまでも誤解なのだという。「スタンガンは人に危害のない電流に制限され設計されています。今までにスタンガンに起因した怪我や後遺症の話は一切ありませんし、最も強いスタンガンを体験しましたが、怪我などはありませんでした。また、安全だからこそ国も輸入の許可をしています。相手が怪我をしないので、もちろん過剰防衛にもなりません。」

 このような誤った理解が広まってしまったのは、一部のマスコミにも原因があるそうだ。「テレビドラマではスタンガンで気絶するようなシーンがありますが、スタンガンで気絶するようなことは絶対にあり得ません。テレビドラマの制作会社からもよく問合せを頂きアドバイスなど行いますが、そんな時は真実を説明しています。事実確認をしないまま『スタン』を“気絶”と直訳して『気絶する武器なんだ』と誤解しているテレビ界が、世間の間違った認識を作っているものと思います。」

 悲しいことであるが、実際に自己防衛のグッズを持ち歩かないと安心できない世の中になってきているのは間違いない。スタンガンを必要としている方も増えており、そんな方々のためにも世間の誤解を解くことに熱心に取り組んでいる。

インパクトの強い動画を公開する

「90万ボルト」の強力なスタンガン

 同店が販売しているスタンガンは、代理店となっている業界最大手の「TMM社」製のものだ。同社は、スタンガン・催涙スプレー・特殊警棒において国内トップシェアを誇り、警察や大型量販店などでも使用・販売されている。「数年前までは一般小売をしないブランドだったのですが、当店との取引もきっかけとなり、一般小売に力を入れ始めました。護身用品の世界では知らない人がいない程の有名ブランドです。」

 同社ブランドの商品は、プロユースとしても採用されているだけあって、仕様が明確で情報が詳細な点も、細やかな情報発信を行いたい同氏の意向に合致している。他社製品はその逆で、非常に情報が少なく困らされることもあるのだそうだ。「例えば同じ電圧のスタンガンでも、TMM社製品とその他では、品質・完成度・不良発生率・スパークの重さ・実際の威力の強さなどはケタ違いです。安心して販売できるというのは護身用品の性格上、最も大切なことだと考えていますので、販売店としてはどうしてもこちらを薦めてしまいます。」 いざという時に作動しないようなら意味が無い商品であり、信頼性が最優先されるのは当然のことだろう。

 この製品の信頼性を知らしめるように、同店のサイト上では、スタンガンを自分の脚に押し当て、その威力を実際に体感している動画が公開されている。自らの手で自らの体に電流を流すのだから、余程の覚悟が無ければできないことだろう。

 よくよく考えてみれば、実際にスタンガンを使用されたシーンの映像など、それほど見られるものではない。同店にもユーザーから『体験して報告して欲しい』という要望が寄せられていたという。中には面白半分の方も混ざっていることは間違いないが、真剣にその情報を欲しているユーザーも少なくないはずだ。

 その効果は動画を見てみると歴然なのだが、「感電している間の激痛と、のけぞって動けない感覚を体験し、護身用品としての効果を実感しました。」と、やはり強烈なものだったそうだ。また、この動画を公開したことに対する反響も大きく、やはりユーザーにもインパクトを与えたようだ。

 「スタンガンは世間では印象が悪いのですが、護身用品としてはとても優れている製品です。巷でいろいろな事件に巻き込まれ被害者となった方のニュースを見るたびに、『スタンガンや催涙スプレーで武装していれば』と思うと、悔しくてなりません。この動画は必ず訪問者の方々のスタンガンに対する誤解を解き、最適な護身方法の選択に対して役に立つと信じています。」 “相手に怪我はさせないが、動きを止めるには十分な威力がある”という、スタンガンの役割が正確に伝わってきており、勇気を振り絞っただけの価値はあったといえるだろう。

大切なのは「本物志向」と「情報公開」

 順調に成長してきている同店であるが、メーカーの代理店となって商材を販売しているだけでは、他社と似たような商品展開となり、価格競争に陥ってしまう可能性もあるはずだ。他店との差別化は欠かせない。

 「まず“本物志向”です。『なんでも揃えればいい』という考えは嫌いですし、特に護身用品はそうあるべきではないと思います。場合によっては人の生命にかかわる商品なので、慎重に運営したいと思っています。ネット販売ではお客様は限りある情報で最も良い製品を選ばなければなりませんので、お客様が間違った選択をしないようにガイドするのもネットショップ特有の責任だと思います。また100%返品OKの姿勢もこれらに準じたものです。」

 この考え方に従って、「基本的に“携帯所持して人の命を守るツール”をメインに拡大していくつもりです。」と、信頼のおける商品の取り扱いも増やしていくそうだ。

 また、これまで以上に「情報発信」にも力を入れていくという。「社会貢献という意味でも、専門的に特化した情報発信はとても大切だと思います。実店舗では、店員とお客様のその場だけで終わる閉鎖的な会話ですが、掲示板などでは記録に残り第三者がその情報を得て役立てることができます。これはネットショップの最大の長所だと思っています。」 防犯に関する相談などに真剣に答えることで、目に見えない沢山のユーザーの役に立てる、それが社会貢献にも繋がっていくのだ。

 これからの目標などを伺っても、「大きな発展や規模の拡大を目的とはしていません。これからも長く将来に渡り、KSPらしくお客様に認めてもらい、お客様にとって必要なサイトであり続けたいと思っていますし、それが目標です。」と、大きく成長することよりも、この点を優先していくという。

 販売する商品が役立つのは当然のことだ。しかし、それ以上に、ユーザーから必要とされる情報を分かりやすく提供し続けていく姿勢こそが、これからのネットショップに求められているものなのかもしれない。

どこも「同じ写真に同じ説明」ばかり

 今回ご紹介するのは、スタンガン・催涙スプレー・特殊警棒などの「防犯用品」を販売している【KSP】のWebマスター白石浩一様だ。まだ『怪しい』『危ない』といった悪いイメージが残っているスタンガンを、もっと多くの方に護身用として携帯してもらうため、様々な情報発信を行っている。自らが実験台となりスタンガンの威力を試している動画を公開するなど、見る者を驚かせるようなコンテンツも用意して、その正しいイメージを伝えるべく奮闘しているショップである。

 Webショップ開設以前の同氏は、電気関係の企業の技術職として、サラリーマン時代を過ごしていた。しかし、実家の無線機販売店の売上げが低迷してきたため、会社勤めをしながらホームページを作成するなど、ネット通販へ取り組むこととなったのだそうだ。この“二足の草鞋”生活が3年間続いた後の2002年、13年間勤めた会社を退職し、家業のスタッフという形で、正式にWebショップオーナーとして再出発を果たした。

 この間に、通販サイト運営のノウハウを身につけた同氏は、兼ねてから興味があったという「護身用品」のネットショップの運営を行うことを決意する。「サラリーマンをしながらパソコンやプログラムの知識を得ることができ、また営業も経験させて頂きました。さらに、実家の商売を全国商圏の通販メインのショップにシフトさせることに成功したという実績も踏まえ“期は熟した”と感じていました。」 個人事業として起業し、サイトの運営を開始したのは2004年5月のことだった。

 しかし、運営開始当初から順調に売上げが上がっていた訳ではなく、「オープンして最初の1ヶ月は販売数量がわずか1個で、サイトの集客力が安定するまでは本当に大変でした。」 こんな我慢の時期もあったという。しかし、2006年9月には法人化、現在ではスタッフ2名で「月間で約500台超」を販売するまでの規模に成長してきており、同氏の取り組み方が間違いではなかったことを証明している。

 起業の商材として「護身用品」を選んだのは、もちろん以前から興味があったということも当然であるが、「護身用品に関しては、インターネットでは様々な商品が流通していることは知っていました。しかし、いろんなショップを見ていると、どこも同じ写真に同じ説明で、業界自体が煮詰まっていると感じましたので、どこにもない厳選した商品を責任を持って、オリジナルの説明で販売してみたいと思ったのです。」 既存のショップを見て回って、このような不満も感じていたのだと言う。「ほとんどがネットショップ特有のカート系cgiで作成され、画像は数枚。商品説明や必要な情報提供のためのリンクが不十分だと感じました。」 この点を改良することで、十分な勝機があると判断したのだ。

 同氏は、以前から「サイトは全て手作りで行く」という信念の持ち主で、家業のサイトを立ち上げる際にも、HTMLを全てメモ帳に手打ちしていく方法で作り上げていったのだそうだ。これは作業時間などを考えれば、並大抵の苦労ではないだろう。しかし、「HTMLにcgiにphpにjavaに画像処理にフラッシュ、と覚えなくてはならないことは沢山ありましたが、全て自分の手で行うことで始めて思い通りのサイト運営ができ、ユーザー指向で小回りのきく、リアルタイムの運営ができると思っています。」 と、それ相応のメリットも感じているという。

 ユーザー側から見ても、この点が同店の最大の魅力ともなっており、「ホームページは実店舗のショーウインドウと違って『いつのものかわからない』『古い情報がそのまま』『最新の情報は店に行かないとわからない』といった感覚は当店にはありません。常に最新でフレッシュに維持していますし、お客様にもそれがわかるようです。」 ショップのオープン間もない2004年6月には、早くもブログを開始。また新たにwikiも導入するなど、更新の手間を極力省きつつコンテンツを充実させるようなシステムを取り入れている。

しかし、他店よりも詳しく役に立つコンテンツを積み重ねていくには、やはり作業の手間が掛かるものだ。「注文数が増えるたびにサイトを維持する時間の確保が難しくなりますが、サイトは店の顔そのものですから、他人には任せられません。サイト更新をどれだけ効率化するかに苦労します。」 様々な手法を取り入れたとしても、サイトをWebマスターが満足できる状態に維持するためには悩みが尽きないようだ。

誤ったイメージを払拭するために

 長い間「安全な国」だと信じられてきた日本も、ここ数年は凶悪犯罪が増加してきており、個々人が防衛策を講じなくては安心して暮らせないようになってきている。「万が一の時に自分で身を守り、通報までの時間を確保する手段を得ようとする傾向が強まってきました。催涙スプレーやスタンガンで『こんな危険を回避できた』というお話を聞くたびに嬉しく思います。」 と、ユーザーの心境も間違いなく変化してきているようだ。

 しかし、同店が販売するようなスタンガンなどは、今でもまだ「危険だ」「過剰防衛ではないか」というような意見もあることは確かだろう。しかし、このような認識はあくまでも誤解なのだという。「スタンガンは人に危害のない電流に制限され設計されています。今までにスタンガンに起因した怪我や後遺症の話は一切ありませんし、最も強いスタンガンを体験しましたが、怪我などはありませんでした。また、安全だからこそ国も輸入の許可をしています。相手が怪我をしないので、もちろん過剰防衛にもなりません。」

 このような誤った理解が広まってしまったのは、一部のマスコミにも原因があるそうだ。「テレビドラマではスタンガンで気絶するようなシーンがありますが、スタンガンで気絶するようなことは絶対にあり得ません。テレビドラマの制作会社からもよく問合せを頂きアドバイスなど行いますが、そんな時は真実を説明しています。事実確認をしないまま『スタン』を“気絶”と直訳して『気絶する武器なんだ』と誤解しているテレビ界が、世間の間違った認識を作っているものと思います。」

 悲しいことであるが、実際に自己防衛のグッズを持ち歩かないと安心できない世の中になってきているのは間違いない。スタンガンを必要としている方も増えており、そんな方々のためにも世間の誤解を解くことに熱心に取り組んでいる。

インパクトの強い動画を公開する

 同店が販売しているスタンガンは、代理店となっている業界最大手の「TMM社」製のものだ。同社は、スタンガン・催涙スプレー・特殊警棒において国内トップシェアを誇り、警察や大型量販店などでも使用・販売されている。「数年前までは一般小売をしないブランドだったのですが、当店との取引もきっかけとなり、一般小売に力を入れ始めました。護身用品の世界では知らない人がいない程の有名ブランドです。」

 同社ブランドの商品は、プロユースとしても採用されているだけあって、仕様が明確で情報が詳細な点も、細やかな情報発信を行いたい同氏の意向に合致している。他社製品はその逆で、非常に情報が少なく困らされることもあるのだそうだ。「例えば同じ電圧のスタンガンでも、TMM社製品とその他では、品質・完成度・不良発生率・スパークの重さ・実際の威力の強さなどはケタ違いです。安心して販売できるというのは護身用品の性格上、最も大切なことだと考えていますので、販売店としてはどうしてもこちらを薦めてしまいます。」 いざという時に作動しないようなら意味が無い商品であり、信頼性が最優先されるのは当然のことだろう。

 この製品の信頼性を知らしめるように、同店のサイト上では、スタンガンを自分の脚に押し当て、その威力を実際に体感している動画が公開されている。自らの手で自らの体に電流を流すのだから、余程の覚悟が無ければできないことだろう。

自らその威力を体験した動画も

 よくよく考えてみれば、実際にスタンガンを使用されたシーンの映像など、それほど見られるものではない。同店にもユーザーから『体験して報告して欲しい』という要望が寄せられていたという。中には面白半分の方も混ざっていることは間違いないが、真剣にその情報を欲しているユーザーも少なくないはずだ。

 その効果は動画を見てみると歴然なのだが、「感電している間の激痛と、のけぞって動けない感覚を体験し、護身用品としての効果を実感しました。」と、やはり強烈なものだったそうだ。また、この動画を公開したことに対する反響も大きく、やはりユーザーにもインパクトを与えたようだ。

 「スタンガンは世間では印象が悪いのですが、護身用品としてはとても優れている製品です。巷でいろいろな事件に巻き込まれ被害者となった方のニュースを見るたびに、『スタンガンや催涙スプレーで武装していれば』と思うと、悔しくてなりません。この動画は必ず訪問者の方々のスタンガンに対する誤解を解き、最適な護身方法の選択に対して役に立つと信じています。」 “相手に怪我はさせないが、動きを止めるには十分な威力がある”という、スタンガンの役割が正確に伝わってきており、勇気を振り絞っただけの価値はあったといえるだろう。

大切なのは「本物志向」と「情報公開」

 順調に成長してきている同店であるが、メーカーの代理店となって商材を販売しているだけでは、他社と似たような商品展開となり、価格競争に陥ってしまう可能性もあるはずだ。他店との差別化は欠かせない。

 「まず“本物志向”です。『なんでも揃えればいい』という考えは嫌いですし、特に護身用品はそうあるべきではないと思います。場合によっては人の生命にかかわる商品なので、慎重に運営したいと思っています。ネット販売ではお客様は限りある情報で最も良い製品を選ばなければなりませんので、お客様が間違った選択をしないようにガイドするのもネットショップ特有の責任だと思います。また100%返品OKの姿勢もこれらに準じたものです。」

 この考え方に従って、「基本的に“携帯所持して人の命を守るツール”をメインに拡大していくつもりです。」と、信頼のおける商品の取り扱いも増やしていくそうだ。

 また、これまで以上に「情報発信」にも力を入れていくという。「社会貢献という意味でも、専門的に特化した情報発信はとても大切だと思います。実店舗では、店員とお客様のその場だけで終わる閉鎖的な会話ですが、掲示板などでは記録に残り第三者がその情報を得て役立てることができます。これはネットショップの最大の長所だと思っています。」 防犯に関する相談などに真剣に答えることで、目に見えない沢山のユーザーの役に立てる、それが社会貢献にも繋がっていくのだ。

 これからの目標などを伺っても、「大きな発展や規模の拡大を目的とはしていません。これからも長く将来に渡り、KSPらしくお客様に認めてもらい、お客様にとって必要なサイトであり続けたいと思っていますし、それが目標です。」と、大きく成長することよりも、この点を優先していくという。

 販売する商品が役立つのは当然のことだ。しかし、それ以上に、ユーザーから必要とされる情報を分かりやすく提供し続けていく姿勢こそが、これからのネットショップに求められているものなのかもしれない。

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